Obsidianのノートの1番上にプロパティ(メタデータ)を埋め込んでみよう!
自由にカスタマイズできて便利だからガンガン使おう!
という話をしていきます。
YAMLフロントマターとは
Obsidianに限らず、Markdown形式のデータではノートの1行目(=Front Matter)にYAMLを埋め込んでノートのmetaデータを管理する方法が標準的です。
このようなmetaデータのことをYAML Front Matterと呼びます。
YAML(ヤメル)の語源は「YAML Ain’t a Markup Language.」なんですって!
面白い!
metaデータとは
metaデータとは「データについてのデータ」のことを指します。
例えば。
“楽曲情報のメタデータ”なら「タイトル」「アーティスト」「作詞作曲」「リリース年月日」「レーベル」など。
“映画のメタデータ”なら「原題」「邦題」「監督」「脚本」「原作」「制作」「出演者」などをmetaデータとして扱います。
Obsidianのプロパティについて
Obsidianには「プロパティ」という名前でYAMLの機能が実装されています。
独自性に振り切らずにMarkdownの標準規格がしっかり扱えるのも、Obsidianの良いところです!
プロパティの使い方
ノートを作成したらタイトル直下に「-(半角のハイフン)」を3つ打ち込みます。
「—」と打ち込むと、プロパティの入力欄が表示されます。
---
key: value
key2: value2
key3: [one, two, three]
key4:
- four
- five
- six
---
実際の.mdファイルには、このように記載されることになります。
Obsidianが標準でサポートしている項目(key)
- aliases:
- tags:
- ssclass:
- publish:
Obsidianは、標準では上記4種類の項目に対応しています。
このうち、覚えておくと便利なのは次のふたつ。
aliases
aliases(エイリアス)。
ノートに別名をつけることができます。
英語名、日本語名、略称などなど。
どのワードからでも検索・埋め込みができるようになります。
「この機能があるからObsidianに惚れた」と言っても過言ではない便利機能です!
tags
tags(タグ)。
Obsidianの超強力なタグ検索機能を支えるmeta情報です。
ひとまず、この2点だけ覚えておけばOKです!
タイトル: りんご
aliases: Apple アッポー
tags: 食べ物/果物
このようにメタデータを埋め込んで、ノートを管理します!
プロパティの項目は自由に追加できる
Obsidianのメタ情報は自由に項目を追加することができます。
keyの名前には日本語も対応しています。
自分の用途に合わせて必要な項目を追加してみましょう。
項目名の左横にあるアイコンをクリックしてプロパティタイプを設定することで、利便性もアップ!
- テキスト(Text)
- リスト(List)
- 数値(Number)
- チェックボックス(Checkbox)
- 日付(Date)
- 日付と時刻(Date & Time)
例えば顧客管理。
- Name (漢字, カナ表記のためにList)
- Mail (Text)
- Tel (Text)
- Birth (Date)
などの項目を用意してあげると、情報が散らからずに安定したデータ管理ができます!